サクラマス攻略法

 港湾では今日もサクラマスが乱舞してました。岸壁に立って見ていれば、10分と経たず、あっちでもこっちでもサクラマスのジャンプを観察できます。うち1匹はサケじゃないかと見紛うほど巨大です。直近の釣果では(あたしが知る限り)3日前に女子アングラーがセメント岸壁で1本あげました。
跳ねた瞬間の写真を撮ろうと頑張ってみましたが、タイミング良くいきません😑
 去年、今年と港湾のサクラマス釣果が伸びており(単純に狙う人が多くなったからだと思う)、運良く宝くじを引き当てた人やメンバーらから多くのデータを収集できたので、ようやく、ある程度の攻略法が分かってきました。
 今日、干潮の正午に港湾へ行ったのですが、サクラマスは河口域とその沖で跳ねてました。サクラマス王の四天王St氏も言うように、沖目で跳ねている時はなかなか釣れません。また、河口域で過去何度も跳ねているところ(届く距離)にルアーを投じましたがヒットせず、あたしが掛けたサクラマスは2匹ともセメント岸壁でした。たった2匹かい、と思うかもしれませんが、何十匹と掛けたアメマスも、2匹だけは河口と堤防先端でしたが他はすべてセメント岸壁です。上記の女子アングラーもセメント岸壁で、バラしましたが老人部K氏も何気にルアーを投げていたら掛かりました。今期5本釣果のSt氏も今はほとんどセメント岸壁に居座ってます。
[攻略法1] 河口域よりセメント岸壁の方が釣れる。
 このことは実は去年の段階で気づいていたのですが、その理由が思い当たらなかった。しかし今年、河口の沖目に背の高い藻の群落が現れ(去年まで見えなかったので水深が浅くなったのでしょうか?)、そこにサクラマスが居着いていることが分かり、次のような推察ができました。
「港湾のサクラマスは居住場所と猟場を分けているのではないか」
 居住場所ではルアーを追わず、猟場に出た時に食いつく。その猟場がセメント岸壁ではないか、と(あくまでも予想)。
 が、サクラマスがセメント岸壁にやって来るのをルアーを投げながら日がな待っているのは大変ですよね。特にあたしはなんにも釣れないと30分で飽きてしまうので(その代わり、釣れるまでしつこく何回も足を運ぶ)、「いつサクラマスがセメント岸壁に寄って来るか」知りたいですよね。
 例えば、かつて春の青物、秋のサゴシが港湾に入っていたときは朝5:30。シーバス・ラッシュの時も5:30でしたね。去年のワラサ・ラッシュは入江のイワシが出て行く13時からでした。平内町HGでは『3時のヒロイン』ならぬ「13時のサワラ」が有名でした。
 さて、何時に一番釣れているか。つまり、セメント岸壁に何時に寄って来るか。
[攻略法2] サクラマスがセメント岸壁に回って来る時間は15時。
 これは統計上はっきりしています。あたしが上げた2匹とも、3日前の女子アングラーも15時でした。ちなみに次に多いのが5:30です。おそらく港湾のサクラマスは5:30と15時にセメント岸壁を回っています。
 よって、St氏が言うように釣れる時はいつでも釣れますが、潮が動いている15時セメント岸壁が、宝くじをゲットする最短コースだと思います。
[攻略法3]ミノーよりメタルジグの方が釣れる。
 去年サクラマスをあげたアングラー曰く「ミノーに反応しないのでジグに換えたら1発でヒットした」
 これを聞いたあたしもメタルジグにして去年、念願の初サクラマスをゲットし、今年もメタルジグでした。港湾のサクラマス狙いで最も実釣時間が長く(朝昼晩一日中ルアーを投げている)最も釣果が多い四天王St氏も今はメタルジグです。
 単純に飛距離が出て広範囲が探れるのと、ベタ凪より波がある方が釣れるので風に強いし、ヒットした時に取り込みとかでバラす確率がミノーより低いです。
 さて、攻略法がうまくいくのか、今後の実釣で検証です。
 データ収集へのご協力ありがとうございました。

[PS]上の写真だと分かりにくいですが、水面はイワシだらけです。5つぐらいの群れが、のんびりパシャパシャしてました。干潮で水深がほとんどない河口域にこれだけの大群が居着いているのに、青物はおろかヒラメもシーバスも釣れないのはなぜでしょう? 次はこっちの調査です。