10月も末になりました。港湾のみならず夏泊半島等、湾内沿岸でのサワラの釣果情報はありません(下北方面や沖合で上がったという噂もありますが定かではありません)。シーズンたけなわであるはずのこの時期にスコンク状態なのですから、今秋のサワラは(今春の青物同様)駄目のようです。
数日前のニュースで「夏泊半島西岸のホタテが壊滅状態で東岸の漁協から稚貝を分けてもらっている」らしく、その原因を漁協の方が「いままでにない潮の流れで」と言ってました。
潮だけでなく、サワラが釣れない原因は多岐にわたると思いますが、一つは数年前から日本海でサワラ漁が始まったこと。その年から湾内でサゴシが釣れなくなりました。このことは、あたし自身も原因として半信半疑でしたが、今春から(サワラ同様に)日本海でブリ漁が始まり、途端に湾内の春の青物が壊滅状態になったので、大きな原因の1つと確信しました。
もう一つは、やはりベイトのイワシが毎年のように冬季に大量死するため、非常に少なくなったことです。むつ湾内のイワシは(ホタテと違って)貴重な水産資源ではないせいか、誰も大量死の原因を調べようとしませんが、イワシの死骸で海が臭くなったり漁師の皆さんが何日も海底や浜辺の掃除をしているニュースを見るにつけ、いい加減、専門家に調査依頼した方がいいのではないかと思います(あたしの予想は無節操に増えすぎたイルカ)。
それでも、この時期にルアーを投げないわけにはいかないのが、アングラーの悲しい性(さが)で、暇を見つけては釣場に立っているのですが、現在の港湾は、マズメ時なら大型のハゼと小型のサバが入れ食いですが、青物とヒラメは気まぐれで、もう何日も上がっていません。
なんとも、つまらない秋です。