パチンコと釣り

 恐ろしいことに昼の気温がマイナス7℃です。地吹雪で堤防に立ったら死んでしまうでしょう。車に積んでいたイソメは氷と化していて捨てました。で、今回もあたしのヨタ話です。
 あたしは独身のときパチンコ屋の店員をしたことがあります。どの店も軍艦マーチを流してた時代、店員はマイクを持ち「はい、またまた出ました。777番台、本日7回目のフィバー。お客様におきましては、ジャンジャンバリバリ、ジャンジャンバリバリお出しください」とシブい声で店内放送してました。あたしはパチンコ店に住み込んでいて、隣の部屋には17才の釘師見習いの子がいました。年末の忘年会、貸し切りのスナックヘ移動するとき、その17才の子が車を回してきたのです。当然、無免許です。車はゴルフで(今は大衆的になりましたが、当時、外車というだけでビックリ)、聞けばその子の車だと。えっ?て思いました。その子が愛媛県から修行に出るとき親がその車をくれたのだそうです。17才のその子はスナックのママと顔で、水割を飲み煙草をふかしカラオケを歌ってました。このとき、ずっと真面目で良い子だったあたしのなかで既成概念がガラガラと崩れました。世の中には法律と無関係な世界があるんだ、と。考えてみれば、博打御法度の日本でパチンコは明らかに博打なのに許されています。
 全国の港湾施設・漁港はすべて関係者以外立入禁止です。あたしを含め全国ほとんどの釣り人は不法侵入しているわけです。あたしが通う港湾も、信号から入った正面に進入禁止の看板が立っています。なのにその奥には潮騒公園があり、セメント岸壁に北前船を係留してイベントも行われます。セメント岸壁を使っている輸送業者は「すみません。〇〇時に船が入ります」と釣り人に頭を下げて退去をお願いしてます(港湾はクラブメンバーだけでなく業者も優しい)。警察は年に数回、赤灯台堤防だけ取り締まってます。しかし、警察だって暇ではないでしょうから全国の堤防を取り締まる気はないでしょうし、年金暮らしの爺さんの些細な楽しみを奪おうと思わないでしょう。あたしの準ホームグラウンドのIGは駐車場がなく、駐禁の標識の下に路上駐車してますが、パトカーが通っても無視してくれます。要は堤防で事故があったときの(子供が死んだリすると施設側の責任が問われる)ための立入禁止の看板であり、警察の警らだと思います。だから、釣り人は堤防から落ちないように細心の注意を払いましょう。
 ちなみに、この時期あたしは毎日のようにパチンコ屋ヘ行ってます。打ちに行ってるのではありません。あたしは子供の頃からウンチが長く、家のトイレで30分もしていると凍死しそうになるからです。加えて今はスマホでブログとかしているのでWiFiが使えるパチンコ店はとても重宝しています。この投稿もパチンコ店でウンチをしながら書きました。悪しからず。