イワナ・ヤマメ 野辺地町の釣り

 地元民ならではのマニアックな野辺地町釣り情報第2段(第1段は削除しました)は、イワナ・ヤマメの渓流釣りです。なにを隠そうあたしが最も得意な釣りです。小学3年から釣りをはじめ、高校を卒業して町を出るまで、日曜日はほぼイワナ釣りをしてました。何事もそうですが、その道を極めると、どうしても良い道具がほしくなります。当時、今よりもっと貧乏だった小学生のあたしが、お年玉を貯めて清水の舞台どころかスカイツリーから飛び降りる気分で買った渓流竿は、釣りをやめていた間も渓流釣りをしない今もずっと宝物として大切に保管しています。
ダイワの琥珀 硬調子4.2m
一般に釣り本や雑誌には、イワナ・ヤマメは警戒心が強く、釣るのが難しい魚だと紹介されてますが、あたしはアジやカレイなんかよりずっと簡単に釣れる魚だと思います。現在、野辺地病院やパチンコ店ジャムフレンドが建っている一帯は、むかし田んぼだったのですが、その用水路(幅50cm)で簡単に20cmオーバーのイワナが釣れました。そして、あたしがイワナ釣りに行くポイントは、魚に警戒心を持たれない場所です。ズバリ、野辺地町のイワナ・ヤマメの釣場は、①千草橋川②有戸川③堀差川です。これら3つの川は漁協が放流などの管理をしていないので入漁料がいりません。当然、解禁日なんてのも関係ありません(雪が溶けてしまうと藪をこがなければならなくなるので、あたしは2月にシーズンインします。また、産卵期の秋10〜11月が大きさも数も釣果が上がります)。あたしの親父は農薬を流して魚を獲ったと言ってました。
①千草橋川は、ハマナスライン(279号線)沿いにある、食べ切れないほどの大盛りで有名な喫茶「舟宿」の横が河口で、その河口域でヤマメが釣れます。メイン・ポイントは下北縦貫道の野辺地ハーフ・インター付近、じゅうりょう橋から上流域で、六ケ所方面へ繋がる道路の手前まで登ると、休耕田が大きな池になっており、丘の上から魚が見えます。ポイントの多くは藪との戦いになるので(藪のおかげでイワナから見えない)、仕掛けはミチイトが1mぐらいの「提灯釣り」がベストです。川が小さいので尺ヤマメ・尺イワナは年に何本かしか上がりませんが、野辺地川上流域よりもコンスタントに数は上がります。
② 有戸川は有戸地区を流れる川で、メインポイントはあじさいロード(5号線)と交差する前後です。行ってみればわかりますが、川というより田んぼの用水路になっています。水深が浅く、千草橋川と違って釣り人が丸見えになるので、コツを知らないと、釣り本に書いてある通り警戒心によってスコンクを喫します。コツは……。見つかると農家に怒られるので内緒にします(ヒント:最初に上流に行って、魚から人が見えなくなるようにある事をします)。
③ 堀差川は烏帽子岳の裏側(西側)を流れる川で、サイズも大きく魚影が濃いです。民家の裏庭でバンバン上がります。ただし春先、雪解け水が流れ込むと恐ろしく増水して危険です。かつて朝方に川を渡ったら、日が出て雪が溶け、増水して戻れなくなったことがありました(川幅が狭い所に丸太を掛けて渡った)。増水しているときは濁流で釣りにならなくなるので、支流をポイントにしてください。どんなちっちゃい支流(幅1m弱、水深10cm)にもイワナがいます。