潮汐と釣果の関係

 4月14日に匿名さんから寄せられたコメントに「カレイは満潮・干潮が関係ありますか」と質問がありました。釣り雑誌とかで言われている潮汐(チョウセキ)と釣果の関係は「ベイトとなる小魚は満潮への上げ潮、それを捕食する大物は満潮からの下げ潮が良い」です。イワシやアジなどは満潮への上げ潮で岸に寄り、シーバスや青物はそのベイトが沖へ戻るのを待ち構えて捕食する、というものです。また一般的に、潮が動いた時が良いとされています。
 しかし、それらはあくまでも一般論であって、全魚種・全釣場に当てはまるものではありません。例えばアブラメは満潮の潮止まりの時でも釣れるし、港湾のような水深の浅い釣場は干潮の時は潮が動いても釣果がパッとしません。大潮の満潮でも全く釣れない「バカ潮」もあります。やはり、釣り(の醍醐味)は、対象魚の生態と釣場の特質に精通することが大事だと思います。
 で、ご質問のカレイですが、ズバリ「わかりません」。これは、あたしだけでなく港湾釣りクラブ四天王(あたしの師匠である)Kb氏もSw氏も言っています。曰く「なんで釣れたのか、なぜ釣れないのか、全くわからん」 潮が動こうが動かまいが、満潮だろうが干潮だろうが全く規則性がないのです。毎日報告しているように港湾の春ガレイは日の出直前だけと思っていると、一昨年の4月の日中にセメント岸壁の足元で40cmオーバーを筆頭にダブルヒット連発の大漁でした。釣りの対象魚のなかで最もメジャーな魚であるのに、釣果に関わる生態はいまだ謎だらけです。今朝も去年の感覚だと春ガレイは終盤だと投稿しましたが、明朝バカ釣れするかもしれません。悪しからず😑 
一昨年の9時ごろセメント岸壁の足元で釣れた41.5cmのクロガシラ