キャロライナリグの糸絡み防止法

 連日の大雪で釣りに出れません。今日(2月16日)は晴れ間がのぞき、港湾に寄ってみたのですが、除雪作業中で入れませんでした。
 青森の野辺地の港湾という偏狭なブログで、2月は完全なシーズンオフです。大した投稿なんてできません。で、2日間ブログを開きませんでした。
 雪かきをしてると釣り発作が起こり、必要もないのに車に積んでいるリールに油をさしたり、道具をいじったりしてたら、あることに気づきました。ジグやオモリなどの消耗品はストックがあって当然ですが、消耗品じゃないのに(貧乏なあたしとしては)妙に数が多い道具があったんです。これを解説すればブログのネタになる!?
 ということで(前書きが長ーい)今回はキャロについてです。
現在のあたしが最も得意とする釣りは、キャロライナリグを使ったアジングやメバリングです。そもそも子どもの頃に次ぐ第二次釣り中毒になったのはワームと出会ったからですが(生エサじゃないので通勤途中でもチョイ釣りできる)、港湾のアジ・サバは堤防に寄ってくれないため、ワームで釣るにはどうしても遠投のキャロが必要なのです。さらに春先は堤防回りに背の高い藻がビッシリ生えていて、遠目の根のメバルやソイを狙うためです。また、あたしは肩痛を抱えているため、キャロがあるとほとんど力をいれなくても飛んでくれるので助かります。
 あたしは悪天候でなければ毎日釣りをしてますから、キャロを使いはじめてずっと試行錯誤し、港湾釣りクラブ1のキャロの使い手となったと自負しています。あたしが魚を量産しているのを見て、一途期クラブメンバーの何人も試しましたが、今はあたしと四天王Ys氏だけで他はキャロを使いこなせず脱落しました。最大の理由は「キャロはすごいけど糸絡みして扱いにくい」です。あたしは理系人間で研究熱心なので、長い試行錯誤の末、糸絡みしないタックルを編み出しクラブメンバーに教えたのですが、あたしの言う通り100%真似てくれないのです。何のタックルでもバランスが命です。1つでも要素が違えば全体のバランスが崩れます。
① 最も大事なことはミチイトに直接キャロを装着しないことです(メバトロボール(写真の左側)を買うと箱の裏に使い方が書いてありますが、それは駄目です)。ミチイトにキャロ用のミドルリーダーを付けます。ミドルリーダーはナイロンの4号ぐらい太めにし(ジェット天秤の針金の役目)、長さは50cmぐらい長目にします。リーダーより短かいとジグがPEに触れてしまいます。30cm以下になると絡みやすくなります。
② キャロの重さは、ロッドに記載されているマックスを使います。軽いとキャストした時に空気抵抗や風を受けてミドルリーダーの上部に押し戻されてしまい、糸絡みの原因になります(なのであたしは空気抵抗が小さい写真右のMキャロを多用します)。ジグのウエイトも重すぎるとキャロを置いて行ってしまうので軽いジグを使うのですが、0.5gより軽くなると逆に絡みやすくなります。ロッドとキャロとジグの重さのバランスが大事で、あたしのロッドは負荷マックス8gなので、キャロが7g、ジグが0.6gがベストです。
 以上、糸絡みさせないためだけの研究発表で、港湾における実践的なアジングについてはシーズンになったら紹介します。いや〜、釣りって本当に奥が深いですよね。