ピーちゃん

 クーちゃんがまだ生きていた頃、クーちゃんとは別に魚をもらいに来ていた2羽のカモメがいました。ちっちゃくて可愛らしい2羽はいつもいっしょにいるので、ピンクレディーとかビューティーペアと呼んでいました。そのうちの1羽が、現在のあたしの恋人カスミちゃんです。その片割れ(上の写真)にはずっと名前がありませんでしたが、四天王Sw氏がクーちゃんだろうがカスミちゃんだろうが「ピーちゃん」と言うので、先週からピーちゃんと呼ぶことにしました。ピーちゃんは最近までとても臆病だった(ピチピチ生きている魚を怖がって食べないので、カスミちゃんに全部食べられ、カスミちゃんだけ大きくなった)のですが、「お持ち帰り用魚入りバケツ襲撃事件(11月14日のブログ参照)」以来、カスミちゃん以上にあたしになつきだしたのです。以前から紹介しているとおりカスミちゃんは気まぐれで我がままです。飽きるとどっかへ行ってしまうし、昨日なんか小さいアブラメをあげたら嘴で放って食べず、大きいのが釣れたら一目散に飛び寄っておねだりしました。まるで「こんなちっちゃいダイヤじゃ、わたしの心は掴めないわよ」と言わんがばかりの悪女ぶりです。一方、ピーちゃんはわたしがいる間ずっと堤防にいて、事件以来カスミちゃんよりあたしの近くで待つようになりました。今朝は雨降りだったのでセメント岸壁で車のリア・ドアに隠れていたのですが、ピーちゃんだけ堤防からやって来ました。今朝のあたしの服装はいつもと違っていたのに、どうやらピーちゃんは服装であたしを認識しているのではないようです。とても賢いことがわかりました。そう言えば、ピーちゃんが毎日最初にバケツを覗くのは(ピーちゃんのこの習性をきっかけに襲撃事件は起きた)、中の魚を食べようとしているのではないと思います。多分、日が昇ってからやって来る(鳥目ですから)ピーちゃんは、その日の釣果を確かめているのでしょう(今日はたくさん釣れているみたいだからエサがいっぱいもらえるぞ、みたいな)。これからは、もっとピーちゃんを愛でてやろうと思います。
 で、今日は休日なので雨の中(風はほとんどありませんでした)、暗いうちから堤防に立っている人が結構いました。セメント岸壁でも未だルアーを投げている人もいます。あたしの釣果…アブラメ1匹だけです。カレイがなかなか掛かりません。