師匠(回顧録)

 毎日釣りをしてるといろいろな人に出会います。なかには師匠と呼ばれている人、師匠と崇めたくなる人がいます。あたしには師匠がたくさんいます。釣りの真の醍醐味を教え、あたしを釣り中毒にしたワーム釣り専科の青年、青物専科のクラブ四天王Kb氏、港湾の史実に長けたSw氏、平内町のカレイおじさん、NGのアジおばさんなど、五目釣りのあたしと違い、専門の対象魚をもち、その道を極めている方々は尊敬に値します。
 港湾釣りクラブ(何度も言いますが、あたしが勝手にそう呼んでいるだけ)は田舎町のさがで高齢化が進み、あたしもいい加減いい歳のおやじですが、未だメンバーから「くん」付けで呼ばれています。あたしは自分の息子ほどの子でも「さん」付けで呼んでるのですが、あたしは歳のわりに見た目が若いのです。
 そんなあたしもいよいよ「師匠」と呼ばれることがあり、あたしがあたしの師匠から恩恵をこうむったように、あたしを師匠と呼んでくれる人の師匠たる役目を果たそうと思うのですが、大抵の場合、その役割を果たせずにきました。言い訳ですが、その方たちは休日しか来れないので、タックルだけでなくシーズンや潮目、ポイントなど様々な条件がうまく重ならなかったのです。釣れなければ当然その方は来なくなり、港湾釣りクラブ会長として新メンバーの取り込み、しいては高齢化対策に失敗し続けです(反省😞)。
 ただ、あたしを師匠と崇め、満足してくれた方が2人います。去年の9〜11月の3ヶ月間神奈川県から出向してきた2人組で、彼らも毎週休日だけですが、あたしよりも早く堤防に出ていて、あたしから港湾での釣りのノウハウを学び、タックルを総揃えしてワーム釣りや、ちょうどサワラ・ラッシュと重なって、2人とも生まれて初めてのビッグサイズを釣り上げ、感謝感激して帰って行きました。多分あたしとウマがあってたのだと思います。
[PS]今日も杉の子温泉(12月2日参照)に行って受付のO嬢とおしゃべりして来ました。