幽霊の理論

 2週間連続勤で休みがないのですが、午後に暇ができたので、まずはハガキの案内が届いていたモトオ釣具店の春のセールでお買物をし、15時から港湾で1時間ほど投げ釣りをしました。

 堤防へ出て行くとき、親子連れが堤防から帰って来たので釣果を尋ねたら「ソイが釣れた」と言ってました。藻があって堤防回りは釣りにならないんじゃないかと思い、堤防をぐるりと回ってみたら、びっくりですが堤防の外側〜先端にはほとんど藻がありませんでした。年々、冬季の藻が少なくなっています。生態系の変化を目の当たりにしている感じです。

 で、とりあえずカレイ・ポイントへイソメを投入。

 なーんにも反応がありません。

 まっ、そんなことは分かってます。今日の目的は、先日港湾に来たとき、カスミちゃん(エサがない冬にイワシが食べ放題だったせいか肌艶が良く、以前の美人ちゃんに若返ってました)が会いに来てくれたのにパンをあげられなかったので……。と、さっそくカスミちゃんがやって来たので大好物のパンをあげました😉

「しっかし、カジカもいないんかい😮‍💨」

 生命反応なしです。そろそろ春ガレイが入っているのではないか、調査せねば、と思っているのですが、港湾の春ガレイは朝マズメの暗いうちしか釣れず、陽が昇るとパタっと釣れなくなるので、真っ昼間に調査しても意味がないのです。昼に釣れないからと言って、カレイがいないことにならないのです。

 これって「いないことを証明することは不可能である」という幽霊の理論ですよね。優秀な科学者が最新の方法で調査して「幽霊はいない」と言っても、幽霊を信じている人は「たまたまそこに居なかっただけだ」とか「調査してる科学者の前にわざわざ幽霊が現れる訳がないだろ」とか。証明できないから、いまだに信じている人がいる訳で。

 でも、幽霊がいないことを証明する方法は分からなくても、幽霊がいることを証明する方法は簡単です。幽霊を1体捕獲するだけでいいんです。

 と、アホなこと考えてたら、なんと! その幽霊、じゃなくてカレイが釣れました。

 はっきりしたアタリがあり、お腹も真っ白だった(動き回っている)ので、活性が高いようです。港湾に春ガレイ、入ってます。

 ただし、1匹だけでなんとも言えませんが、夏泊半島西岸と同じ手のひら(よりちょっとだけ大きい)サイズでした。

 早朝の調査をしたいですが、次の休みは27日か…